Ｎの日常

蚊がまだいる。

ああ、これからか。。

白黒の悪魔が庭にいた。
この戦いは、かれこれ保育園の頃にサカノボる。

藪っ蚊に、一突き刺されただけで大惨事。
パンパンに腫れあがる。
人よりも数倍、抵抗物質がないんじゃないかと思われる。
まるで蜂に刺されたんじゃなかろうか？ってくらい。

マンガ「アキラ」に出てくる、島鉄雄が自分の力に取り込まれるシーンを思い浮かべて下さい。



それが一番手っ取り早く僕の蚊に刺された具合の想像図です。

…
最初はカユい。でも腫れると痛いに換わる。

夕方、外の草地で遊ぶなんて僕にはタブーだった。

しかし、小学生低学年時代の夕暮れ時。草地で野球をする事になりました。

やって損する虫の声。

ライオンの檻の中に肉を放り投げられた感覚。



「シ～ンパ～イナイサ～。」

なんて言ってる場合じゃない。

足中に数十ヶ所も噛みつかれた。

どんどん膨れ上がる。
アソコに刺されてたらどれだけ自慢できた事か。
…
そんな事もどうでもよく、急いで家に帰り、爺さん、婆さんと共に、医院へ行った。

「こりゃまた酷い！」
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